株式会社プロテックエンジニアリング(本社:新潟県北蒲原郡聖籠町、代表取締役:野村利充)は、本社敷地内に建設していた業界最大級となる、斜面災害対策製品の実験施設が完成しましたのでお知らせします。今後は、開発及び改良製品の実験準備を進め、2022年3月からの本格稼働を予定しています。
実験施設
当社は、落石や雪崩、崩壊土砂等の斜面災害から人命や財産を守る防護フェンスや防護壁等を開発し、日本全国で2,800箇所以上の販売実績を誇る自然災害対策製品メーカーです。各地において局地的な大雨が記録されているなか、防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策が閣議決定され、自然災害対策への需要は、今後ますます広がるものと見込んでいます。
今回の実験施設の完成により、落石の規模やフェンスの設置方法など、幅広い設定条件での実験を迅速に行うことが可能になりました。実験は、実物のフェンスを実験施設に設置し、落石に見立てた重りを上から落とすことで、その捕捉性能を実証します。複数パターンでの実験を行うことにより、従来提案ができなかった災害対策現場への提案ができるようになります。引き続き、需要に応じた信頼性の高い製品を開発していきます。
実験施設の概要
建設場所 |
新潟県北蒲原郡聖籠町大字蓮潟5322-26(本社敷地内)
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構造 |
鉄骨造(幅5m、延長45m、高さ17.42m)
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主な用途 |
落石防護および崩壊土砂防護フェンス等の実物供試体を用いた実証実験
(重錘自由落下実験等)
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建設会社 |
株式会社熊谷組(本社:東京都新宿区)
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竣工 |
2021年11月(2021年8月着工、2022年3月稼働開始予定)
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